2024年11月22日

未晒しみつろうワックスによるメンテナンスのすすめ

ユーカリディジュリドゥのクラックの種類は大きく2つあります。
ひとつは演奏による負担が原因の場合。これは例えば、寒い場所で長時間演奏することによって、冷たい木が息の熱と唾液で膨張して、割れます。これを回避するには、

1. 冬場や寒暖差が激しい時期に1本で長時間吹き続けることを避ける(ディジュリドゥの吹き口付近と真ん中ぐらいの温度差が感じられるようになったら要注意です。)
2. 息を少なくする吹き方を身につける。(息を多く送り込むことによって唾液や熱が伝わりますので、正しい吹き方を身につけると軽減します。くわしくはレッスンにて。)
3. GAPU Xなどのメンテナンス液を入れる。

などをおすすめします。

もうひとつのクラックは表面の乾燥によって生じるクラックです。木は常に保湿が必要で、長年放置していると、木がひび割れてきますよね。それと同じで、ユーカリディジュリドゥも長期に放置したままですと、木の内部の乾燥が進み、水分がかなり奪われます。そうなると表面に細かい筋が出てきて音の抜けも悪くなります。

そのため、ディジュリドゥは内部と外部のメンテナンスが必要です。

内部のメンテナンスに適しているのがGAPU Xなどのメンテナンス液です。内側から浸透して繊維の間で固まってくれるので唾液がしみこみにくくなり、クラック軽減につながります。

● 未晒しみつろうワックスのすすめ


そして外部のメンテナンス用として「未晒しみつろうワックス」を奨めています。
元々床などを清掃するための天然素材ワックスですが、ディジュリドゥの自然乾燥を予防できます。ディジュリドゥの表面はお肌と一緒なので、ちゃんとお手入れしてあげましょう。

使い方は簡単。少しだけ布に取って全体を磨くように塗り込むだけ。これを2~3回繰り返すと効果的です。

以前は100mlの缶を販売していましたが、実際1本のディジュリドゥに使う量はわずかでも十分伸びるため、今年から小分けして販売を開始しています。20mlと40mlで、20mlでもディジュリドゥ1本の1回の量としては、3~5本分ぐらいとれます。また20mlはネコポス対応なので送料も安くなります。

未晒しみつろうワックス20ml購入サイト
http://dinkum.shop-pro.jp/?pid=30663183

未晒しみつろうワックス40ml購入サイト
http://dinkum.shop-pro.jp/?pid=156449631


暖かくなる前に是非今のうちに冬の乾燥したディジュリドゥのお手入れをお願いします。